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回復期リハビリテーション病棟の栄養管理について

9月6日に開催された中央社会保険医療協議会の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」では、

回復期リハビリテーション病棟の栄養管理の状況について議論されました。

現状、回復期リハビリテーション病棟における栄養管理としては、栄養状態の評価や栄養管理計画の作成、

再評価、モニタリング等が実施されていますが、今回の議論では、入院栄養食事指導料が問題視されています。

 

※(令和5年度第6回)入院・外来医療等の調査・評価分科会 令和5年9月6日の資料より引用

 

具体的には、約1割の病棟でほぼすべての患者に入院栄養食事指導料を算定していた一方で、

約2割の病棟で全く算定されていませんでした。

回復期リハビリテーション入院料1では、管理栄養士が1名以上配置されており、

入院栄養食事指導料は包括外で算定可能にも関わらず、指導料を全く算定していない状況を問題視されています。

前回の診療報酬改定では回復期リハビリテーション入院料1以外にも管理栄養士の専従配置等を議論されていたので、

次回の診療報酬改定でも管理栄養士の配置拡大や栄養管理の強化目的で見直しされる可能性があります。

 

※(令和5年度第6回)入院・外来医療等の調査・評価分科会 令和5年9月6日の資料より引用

 

参考までに、入院栄養食事指導料の算定要件に関するppt資料を掲載しておきます。

※(令和5年度第6回)入院・外来医療等の調査・評価分科会 令和5年9月6日の資料より引用